飴・キャンディ研究所

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ドロップス

キャンディの写真

「ドロップス」という言葉を聞くと何を思い浮かべますか?

なんと言っても、あの缶入りキャンディ思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
キャンディ研究所ではハッカ味のキャンディを試食していると、必ずと言っていいほど、昔食べた缶入り「ドロップス」の話が出てきます。

「子供のころドロップの中で、ハッカ味だけが残ったな~」とか、

逆に「ハッカ味が一番好きだったな~」とか、
「レモン味だと思って食べてハッカ味だったときはショックだったな~」とか、
「強く蓋を閉めると開かなくなって、コイン使って開けたよね~」とか、
「映画を思い出して切ない気持ちになる・・・」
っという具合に次々と個々の思いが飛び出てきて、話は尽きません。

ドロップスのもつ味の記憶だけでなく、その商品の外観や、イメージ、食べた時のシーン、気持ち等までもが、次々とフラッシュバックするようです。
こんなにも幼いころの記憶に寄り添うことができるというのは、とてもステキなことですよね~。

ただ、少し調べてみるとドロップスの記憶は「食べるもの」ではなく、「うた」として記憶されている人も結構いるようです。かく言う私もその1人です。
「むかし~泣き虫神様が~♪」という歌詞とともに軽快なリズムで始まる「ドロップスのうた」は、童謡の1つで、実はインターネットで検索してみると現在も意外と多くの人が興味をもって調べているのがわかります。
カラフルなドロップの映像とともに、流れてくる歌詞の中では、

「ドロップスは、なきむし神様の涙からできていて、かなしくても、うれしくても、朝でも夜でも泣いて、そして世界中に広がった」

とのこと。
何気ない歌詞ですが、じつはこれってキャンディのもつ本質を突いているなと。

シーンを選ばず老若男女に好まれ、口の中での滞在時間の長いキャンディは、他のお菓子に比べていつも私たちにとって身近で、どんな時でも優しく、ゆっくり、寄り添ってくれます。

久しぶりにうたを口ずさみながら、そんな商品を考えていきたいと思う今日この頃です♪

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